オンライン塾の選び方

高校生のオンライン塾の選び方7選

高校生の親必見!オンライン塾の選び方

大学受験を控えた多くの高校生が利用する塾や予備校。

オンライン塾も選択肢のひとつですが、自分の将来を左右するかもしれないとなると選ぶのも慎重になります。

近年オンライン塾をスタートさせる会社も増えていて選択肢は膨大です。

オンラインでどこまでサポートしてくれるの?

隣にいない分、授業の質が心配…

と不安も多いでしょう。

この記事では、高校生が自分にベストなオンライン塾を決めるときの選び方を紹介します。

オンライン塾のメリット・デメリットを踏まえながら、自分にとって最適な塾を選びましょう。

この記事がおすすめな人

  • オンライン塾に興味はあるがどんなものかわからない
  • どんな視点でオンライン塾を比べたらいいか知りたい
  • 塾の中身をどうやって判断すればいいのか知りたい
  • 自分にとってベストなオンライン塾を探している

自分が求める指導かどうか

求める指導は?

最も大切なのが塾に通う目的です。

  • ○○大学に一般選抜で合格したい
  • 内部進学対策がしたい
  • 推薦を狙いたいので定期テストの成績を上げたい
  • まだ受験について決まっていないけれど相談して決めたい
  • 勉強のやる気を出したい

など、自分が塾に求める指導は何かをはっきりさせましょう

学校のサポートが得意な塾自主学習の管理が得意な塾などオンライン塾でもさまざま。

通塾目的が曖昧なままで塾探しをしていると危険です。

お友達と同じところでいいか
体験で先生やスタッフさん感じがよかったからここにしよう

と決めがちになり、後々「やっぱり自分には合わなかった」「他の先生が担任になってしまって合わない」など問題が生じるケースが多いためです。

適切に判断するためにも、塾に求める指導は言葉で明確にしておきましょう。

授業形態は個別か集団かそれ以外も

授業形態はなにがいい?

オンライン塾の授業形態は「個別は高いから集団でいいや」と決めるのは絶対にNG。

合わない授業形態で受けると結局成績は伸びず、それこそお金の無駄になってしまいます。

ここからは、それぞれの授業形態についておすすめの人を解説します。

集団授業

オンラインで先生が授業をし、それを複数人の生徒と一緒に受けます。

双方向のやり取りができるので、先生や他の生徒とのコミュニケーションもとれるのがポイント。

コミュニケーション手段としては音声はもちろん、チャットやスタンプなどがあります。

実際に受けた授業がそのまま配信されるケースもありますよ。

次のような人は集団授業がおすすめです。

  • ライバルがいた方がやる気が出る
  • 1人だと集中力が続かない
  • どんどん予習を進めていきたい
  • 学校の授業がオリジナルカリキュラムなどではない
  • 授業が上手な先生に教えてもらいたい

基本的に塾のカリキュラムは受験前に余裕を持たせるため学校よりも早く進んでいます。

学校で習った内容がある程度頭に入っていれば大丈夫ですが、あまりにも基礎ができていないとついていくのが大変かもしれません。

また私立や一部のハイレベル校は、そもそも学校独自のカリキュラムで勉強が進んでいるので塾の進度と合わないことも。

すでに学校で習ったところをもう一度塾で授業を受けることになります。

学校の勉強についていけずに復習として活用するならいいですが、どんどん勉強したい場合はおすすめしません。

対面授業とオンラインを併用できるハイブリッド型もあります。

この場合は生徒の希望でどちらにするか柔軟に選べます。

  • テスト前だけ対面でがっつり授業を受けたい
  • 部活を引退したら対面にする
  • 受験の前は感染症が心配だからオンライン

オンラインと対面どちらもメリットもあり、先生に直接会えることは安心感にもつながりますね。

ちなみに選ぶ際には、オンラインと対面どちらも同じ講師が指導するかを確認することをおすすめします。

気にしなければOKですが、同じ先生の方が安心というならきちんと確認しておきましょう。

個別授業

先生1人に対して1~2人くらいまでの生徒で授業が進みます。

マンツーマンの授業なので、より対面の授業に近い感覚で受けられます。

個別授業がおすすめなのは次のような人です。

  • 質問はすぐにしたい
  • 周りの子と合わせるのが苦手
  • 学校の授業についていけるようにしたい
  • 特に苦手な教科を対策したい
  • 学校がオリジナルカリキュラムで進んでいる
  • 忙しいので柔軟にスケジュールを組みたい

個別授業と言っても完全1対1のこともあれば1対2のこともあります。

担当講師との相性も大事なので、講師の交代が可能かどうかも要チェックですよ。

個別授業でもハイブリッド型があるので、オンラインと対面を使い分けたい場合はおすすめです。

動画配信

あらかじめ収録された授業動画をスマホなどで視聴します。

動画配信型がおすすめなのは次のような人です

  • 忙しいので隙間時間に勉強したい
  • 理解できるまで何度も繰り返したい
  • 勉強に対するモチベーションが高い

動画配信型は勉強の自由度が高い分、自主性が求められます

その部分を補うために個別コーチングなどのサービスをしてくれる塾もありますので、選ぶ際はそうしたサポート体制もチェックしてみてください。

学習管理型

自分で勉強を進めるのが苦手な子のために、日々の学習を管理するタイプの塾です。

  • 自学自習が苦手
  • 家だとさぼってしまう
  • 何から手をつけていいのかわからない
  • まずは日ごろの勉強をなんとか立て直したい

学力や目標に合わせて学習計画を立て、目標に向かって1日単位で勉強内容を決めます。

授業は行わず生徒の勉強管理をしますが、授業にプラスして学習管理も行う塾もあります。

授業料などの費用はいくら掛かるのか

費用はいくら

対面型の塾に比べれば、電車代や車での送迎代などが少ないオンライン塾。

通常の塾と同様、入塾金、授業料、テキスト代などの費用が発生します。

一般的に通常の塾よりも値段が安いオンライン塾ですが、サポート体制が手厚いオンライン塾は一般的な塾よりも料金が高いことがあります。

そのほか夏期講習やテスト前特別対策授業、模試など、随所で費用が発生することがあります。

1年通うとトータルいくらかかるのかを確認しておきましょう。

オンライン塾で見逃せないのが、授業に使用するデバイス(スマホ・パソコン・タブレット・ヘッドフォン・手元カメラなど)です。

家にあるもので足りるのか、買い足す必要があるのか、レンタルできるのかなど確認しておく必要があります。

大切なのは高いから誰でも成績が伸びるわけではないこと。

そして安さだけで選んでもよくないことです。

予算の範囲内で継続可能な塾の中から、成績を伸ばすのにベストな環境を選んでください。

多くのオンライン塾では「HPを見たで入塾金半額」「紹介割引」などさまざまなキャンペーンを行っていますので、そうした特典をうまく利用しましょう。

自宅のインターネット環境やデバイスで可能か

デバイス

自宅にはどんなインターネット環境が整っていて、どんなデバイスの選択肢があるでしょう。

スマホ・パソコン・タブレットなど塾によって利用可能なデバイスはさまざまです。

希望するオンライン塾で自分が使いたいデバイスで授業を受けられるか確認しましょう。

おおまかにオンライン塾で必要になるデバイスをまとめました。

スマホ「隙間時間で勉強したい」にぴったり
PC・タブレット自宅で授業を受ける際はスマホでは画面が小さくて板書が見にくいことも
画面が大きいデバイスの方が学習の質が落ちない
手元カメラ
ヘッドセットなど
塾によっては必要だったり、より学習環境の質を高めるために必要になることも
レンタルが可能なケースもある

アプリをダウンロードするだけでOKなこともあれば、授業を受けられるインターネット環境を整えるのに苦労することもあります。

場合によってはデバイスのバージョンが対応していないこともありますので確認しておきましょう。

中にはインターネット環境を整えるサポート体制があるオンライン塾もあるので、不安があればその点もチェックしてましょう。

教材は独自のものか?授業の質はどうか

教材の種類

入塾してから使用する教材や、受ける授業の質は塾の選び方において重要視したいところ。

まずはどんな教材の選択肢があるのかを知り、それぞれの塾を比較するときの視点を持ちましょう。

授業の質は体験授業の他にもチェックできるポイントがありますので、詳しく見てみましょう。

オリジナル教材か?それ以外か?

塾によって使用する教材も異なります。

使用する教材は次のようなものがあります。

オリジナル教材独自開発された教材は塾のノウハウや今までの分析が詰まっている
さらにその塾の指導方針や学習メソッドに沿ったものになるのでより学習効果が充実
市販教材の中から選ぶ基礎を固める目的なら学校で使用している教材を使った方が、塾と学校の勉強が切れ目なく学べる
学校で使用しているものを使う市販教材もプロが作った良い教材が豊富
膨大な教材の中から生徒にぴったりの教材を選んで使用すれば効率的に成績を上げられる

塾によっても教材へのこだわりはさまざまです。

オリジナル教材があることはその塾の強みですが、オリジナル教材がないことがデメリットではありません。

大切なのは生徒に合った教材を使ってくれることです。

また紙の教材だけでなく、学習管理アプリや演習問題管理システムなどのデジタルな教材にも注目したいところ。

オンライン塾ならではのデジタル教材はより自宅学習を充実させてくれるのでチェックしたいポイントですね。

授業の質はどこで見る?

オンライン塾は対面の塾以上に、授業のわかりやすさや講師の雰囲気が重要です。

実際の授業は無料体験などに行って受けて判断するのがメイン。

集団授業では先生の授業展開、わかりやすさ、生徒とのやりとり、さまざまな視点を持って授業を受けてみましょう。

個別指導では、先生が質問しやすい雰囲気か、生徒の立場に立って話をしてくれるか、家庭学習まで踏み込んでアドバイスしてくれるかなどを気にしてみてください。

ただ個別指導などではとくに、無料体験の先生と入塾してから受け持つ先生が違ったというケースもあるのでよく確認しておきましょう。

体験授業以外には次のような点で授業の質を考えてみてください。

  • 塾の口コミ
  • 講師の質を保つ取り組み
  • 授業コースが細かくわかれているか

講師の研修などに力を入れている塾であれば、ある程度授業の質も保たれます。

また志望校別などで授業コースが分かれていれば、こまかい違いにも授業で対応してくれることがわかります。

サポート体制はしっかりしているか

サポート体制

オンライン塾の大きなデメリットが「先生と生徒間でコミュニケーションをとりにくい」ことです。

そんなデメリットを解消すべくオンライン塾ではサポート体制が充実していることが多いです。

具体的には次のようなサポートをしている塾があります。

オンライン自習室
24時間対応など自習時の質問対応サービス
定期的な保護者面談や三者面談
学習スケジュールの提案と管理
小論文の添削サポート
コーチング

これらのサポートもLINEで気軽に連絡がとれるものや、アプリで完結するものなどさまざま。

サポートは別途料金が必要なケースもあるので塾検討時によく確認しておきましょう。

合格実績や講師の質

講師の質

合格実績や合格に導いてくれる講師の質も重要な視点。

外からではわかりにくい部分でもあるので、どんな選び方をしたらいいのか解説します。

合格実績はあくまでも参考

大学受験を控えている場合、合格実績は必ずチェックしましょう。

合格実績を見れば「文系に強い」「○○大学を多く輩出している」「早慶に強い」などの情報が得られます。

ただし合格実績は、夏期講習だけ参加した生徒も含めていたり1人の優秀な生徒が合格者数を稼いでいることも。

志望大学合格に導いた先生が、入塾後必ず自分を指導してくれるとも限りません。

合格実績は確認しつつ、あくまでも参考にするだけにしましょう。

講師に何を求めるかも大切

オンライン塾で授業をする先生はいろいろな方がいます。

指導する先生によって特徴はさまざまですから、講師に何を求めるかを考えてみてください。

一流講師映像授業を配信しているオンライン塾で多い
テレビに出演している講師などの神授業が受けられる
直接指導してもらえる機会は少ない
正社員講師・プロ講師授業や進路指導において経験豊富
ただし正社員講師だからといって、みんなが授業がうまいとは限らない
集団授業をすることが多いが、個別授業も受け持つ
大学生のアルバイト講師気さくに何でも質問しやすい
実際の大学の雰囲気なども聞ける
個別指導では大学生講師が多い

アルバイト講師というと「きちんと指導してくれるの?」と不安になるかもしれませんが、塾で研修期間を設けていればある程度安心できます。

神授業が受けたいのか、気さくに話せる講師の方がやる気が出るのか、自分が講師に何を求めるか考えてみてください。

意外と見落としがちな模試

模試

対面の塾や予備校では定期的に模試の案内があり、そのまま塾で申し込みができることが多いです。

模試は受験生にとって今の自分の合格可能性を把握できる非常に重要なもの。

しかしオンライン塾によっては、そもそもカリキュラムに模試が組み込まれてないこともあります。

その場合自分で予備校などの公開模試に申し込まなければならず、余計な手間や料金がかかります。

オンライン塾によってはオリジナル模試を定期的に開催していることもあります。

受験生にとって不可避な模試の部分もチェックしてみてください。

自分なりの基準を持とう

自分の基準はなに?

オンライン塾の選び方のいろいろな視点を紹介しました。

塾に求めることや譲れない条件は人によって違います。

まずはオンライン塾で勉強するときの基準を明確にしましょう。

その上でいろいろな塾を見比べたり体験授業を受けて、自分の理想ととことん比べてみてください。

正しい選び方で、自分にとってここだ!と思える塾と出会って下さいね。

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