「小論文が苦手で、上達の方法もわからないからストレス」という高校生は多いです。
書ける子は書けますが、うまい書き方をレクチャーされずどう習得すればよいかわからないままになっていることも。
小論文を書けないのには理由があります。
小論文が苦手でストレスになっている人は、この記事で具体的な原因と克服方法を紹介するので参考にしてください。
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小論文が書けないストレスの原因3選
「小論文が書けない!」とストレスを抱えている原因には次の3つが考えられます。
- そもそも文章を書き慣れていない
- 書く内容が思いつかない
- 問題の意味がわからない
人によって抱える原因はさまざま。
人によっては複数の原因を抱えて、小論文でつまずいているかもしれません。
あなたは小論文を書くとき、どんなことで手が止まっていますか?
何をしようとしたときにストレスが大きいでしょうか?
実際に小論文を書いた時ときの自分の様子を思い返しながら考えてみてください。
これらの原因を克服しないと、がむしゃらに小論文を書く練習を重ねてもなかなか上達しません。
次からそれぞれの原因について詳しく見ていきます。
1そもそも文章を書き慣れていない
まずは、そもそも文章を書くことに慣れていない場合です。
文章を書き慣れていないタイプの人にはこんな特徴があります。
- なんとなく書きたいことはあるけど文字にできない
- 書く内容の正しい順番がわからない
- 修正ばかりで完結できない
- 途中で内容とテーマがずれてしまう
- 書くときの言葉・言い回しに慣れていない
- 表現の仕方がわからない
元々伝えることが苦手な人もいれば、話し言葉では伝えられるけど文章になると途端に苦手になるケースもあります。
そもそも文章を書くことに慣れてない人にとって、小論文を書くのはかなり難しい作業でしょう。
2書く内容が思いつかない
次は書く内容が思いつかない場合です。
内容が思いつかないタイプの人にはこんな特徴があります。
- 書き始めるまでに時間がかかってしまう
- 自分の考えがない
- テーマに関する知識がない
- 途中で書く内容がなくなる
- テーマによってはすらすら書ける
書き方などをある程度理解していても、書く内容を思いつかなければペンは進みません。
逆に自分になじみのあるテーマだとすらすらとペンが動くこともあります。
けれどそれでは受験本番に対応できません。
小論文は自分の意見を述べる場なので、普段から自分の意見を引き出す環境が必要です。
ただ何もないところから自分の意見は生まれてきにくいので、まずは他人の意見に触れましょう。
他人の意見に触れることで、「自分はそうは思わない」「自分もそれに同意できる」と自分の意見が刺激されます。
そこからさらに「自分なら…」「相手はそうだけど自分にとっては…」と考えを深められればもっと良いです。
3問題の意味がわからない
最後の原因は、問題の意味がわからない場合です。
問題の意味がわからないタイプの人にはこんな特徴があります。
- 問題文や資料をどう使えばいいのかわからない
- そもそも文中の用語がわからない
文章を読んで小論文を書く、読解問題と合わさった出題パターンもあります。
文章が難しいケースも多くあり、その文章を自分の中で咀嚼できないと小論文にたどり着きません
「それじゃあ読解力がなければダメじゃない」と思いますが「わからないから書きようがない」と諦める必要はありません。
読解力や知識に関しては短期間で大きく成長するものではないので、コツコツと受験勉強を頑張ってレベルアップしていきましょう。
小論文として対策するなら過去問や良問に多く触れることがおすすめです。
解説や解答例を読みながら問題の意図を理解するように努めましょう。
それを踏まえて自分で文章を書き、添削してもらうのもよいです。
数多く問題に触れていけば、問題の傾向や読み取り方が見えてきます。
諸論文でよく出るテーマはある程度決まっているので、多く問題に触れることで十分な対策になります。
志望校の傾向も掴んだ上で、多くの問題に触れてみてください。
小論文のストレスから脱出!基本の書き方とコツ
書くことが決まったからと言ってすぐに書き出していないでしょうか?
何も考えずに、自分の書きたいことをいきなり書き始めるのは非常に危険。
「何も考えずに書いてみたら、案外うまく書けた」では、次もうまくいくかどうか分かりません。
伝えたいことがあるのは良いですが、小論文は伝えたいことを「伝わるように」伝える必要があります。
そのためには情報の整理が欠かせません。
- 自分の意見はどんな書き方をするのが伝わりやすいか
- 結論は最初に書くべきか
- 自分が主張したいことはいくつあるか
- 中でも一番主張したいのは何か
- どのキーワードを使いたいか
- どの情報を削ればもっと読みやすくなるか
など伝わる小論文を書くためには、多くの情報を取捨選択しなければいけません。
これに必要なのは、構成を考えること。
小論文を書き始める前に、まずは小論文の構成を問題用紙の隅に書きましょう。
小論文の基本の構成は「序論・本論・結論」です。
- 序論
最初の章のことを言います。
読み始めのこの部分は、小論文の印象を左右する重要なパートでもあります。
ボリュームとしては全体の10~20%程度なので、コンパクトに情報を詰め込みます。
書く内容は次のような例があります。
- ○○に対して私はこう考える(意見)
- 私は○○に賛成/反対の立場である(賛成反対)
- 一般的に○○と考えられているが、私は…(一般論に対して)
- 私は高校で○○をしたが、そこから…(経験)
- ○○の筆者は××と結論しているが、私はこれに対して…(読解文を引用)
ちなみに読解がある場合は、課題文を読むときに自分の言葉で要約をメモしたり、引用したい言葉に線を引いておくのがおすすめです。
書き出しの文章にはある程度パターンがありますので、練習を重ねれば身についていきます。
- 本論
最もボリュームのあるところで、小論文の最重要箇所です。
論理的に書くために、伝わる文章構成を考えましょう。
本文内ではテーマに対する自分の意見を書きます。
一旦意見を述べてから、次の段落でさらにその意見を掘り下げる流れが書きやすいでしょう。
意見を掘り下げるには「なぜ○○は重要なのか?」と疑問の形を使うとスムーズです。
掘り下げるための根拠として、自分の経験、客観的事実、データなどを示すことで論理的な文章に。
本文は長い文章を書くことになるので、途中で最初のテーマからずれてしまうこともよくあります。
最初に構成を作っておけば、それに向かって書き進められるので、テーマがずれることが少なくなります。
- 結論
最後にもう一度自分の意見、結論を述べて締めます。
こうした小論文の型は何度も書いて身につけるのが一番です。
最初はうまく書けないかもしれませんが、何度も書けば自分で読む回数も増え、小論文を読む目も肥えてきます。
体が小論文の型を覚えるまで、繰り返し練習しましょう。
また小論文を書けるようになってくると構成を考えているときにいろいろといいフレーズが思いつきます。
「この言い回し使いたいな」など入れたい言葉がいくつも浮かぶことがありますが、いいフレーズを全て入れたからといっていい小論文になるわけではありません。
大切なのは文章全体がすっきりとまとまり、論理的で伝わる文章になっているかどうか。
言葉を減らすことでいい小論文ができることもあるので、思い切って言葉を減らすことも時に必要です。
構成がうまく書けるようになれば、小論文は9割完成したも同じ。
あとは構成に従って、中身を仕上げていってください。
小論文で自分の意見を書くためには
小論文で自分の意見を書くためには、次のことをしましょう。
- 自分の意見を出す練習をする
- 他人の意見に触れる
自分の意見を出すと言っても、そもそも自分には意見も何もないと思うなら、まず先に色々な人の意見に触れてみてください。
大学入試の小論文対策としてよく知られているのが、朝日新聞の天声人語です。
大学入試の小論文の一般的な文字数は800字前後で、天声人語は603文字でボリュームが似ています。
実際に天声人語は入試に数多く取り上げられているので、小論文に限らず読んで損はしません。
天声人語に限らず新聞には各紙にコラムが掲載されており、どれも名文が多いので毎日読んでみてください。
考えさせられるコラムも多く、「自分はどう考えるだろうか?」と刺激を受けるのにもうってつけです。
毎回小論文のように論理的構成がしっかりしているわけではありませんが、言い回しや表現の仕方、話の構成なども勉強になることが多いです。
さらに、毎日でなくてもいいのでコラムを要約してみると、「こんな展開で書くと引きつけられるんだ!」と思えますよ。
ぜひ「毎日読む」「要約する」をしてみて、メリハリのある文章に多く触れてみましょう。
おすすめの参考書1冊を紹介
ここで小論文対策におすすめの参考書を1冊紹介します。
『樋口裕一の小論文トレーニング―書かずに解ける新方式でいつでもどこでもパワーアップ』
著者は『頭がいい人、悪い人の話し方』でベストセラーになった樋口裕一さんです。
小論文指導の第一人者でもあります。
小論文は暗記すれば解けるような単純な勉強の仕方では対策できません。
ですが、この参考書では小論文の4段階構成の型や知識の引き出し方、受験学部に関係する具体例などパターン化して載っています。
体系的に小論文を勉強できるので、短期間で小論文を書く力が身に付きます。
小論文の書き方をマスターしてストレスフリーに
小論文をうまく書けなくて相談しても「もっと本を読みなさい」などと、すぐに結果につながらないアドバイスを受けてストレスを感じた人もいるでしょう。
実際には小論文にも具体的な対策の仕方があります。
上達の道筋がわかったらあとは練習するのみです。
どうせ小論文は苦手だし…といつまでも書かないでいたら、上達するものも上達しません。
小論文で楽をしたいなら、プロに見てもらうのが1番手取り早い方法。
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