「定期テストまでまだ時間はあるし…と思ってたらもうテスト前日!」と、直前になって焦って勉強した経験を持つ方は多いと思います。
焦れば焦るほど何から手をつけたらいいか分からず、結局諦めてしまう人もいるでしょう。
しかし諦めるのは早い!テスト前日&当日の一夜漬けでもまだできることはあります!
この記事では定期テスト前日&当日の最も効率的な勉強方法について紹介します。
ただし、決して一夜漬けでのテスト勉強をおすすめしているわけではありません。
あくまでも最終手段、これしか方法がない!という方に向けておすすめの勉強法・NGな行動について解説します。
この記事がおすすめな人
- 定期テスト直前に少しでも効率の良い勉強がしたい
- 忙しくて普段からコツコツ勉強ができていない
- 受験勉強と定期テストの両立なんてできない
- 最終手段「一夜漬け」しかもう方法がない
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前日からの勉強で定期テストに間に合うのか
残念ながら前日からのテスト勉強で定期テストには基本間に合いません。
普段からコツコツ勉強しているなら、そこそこの点数はとれるかもしれませんが、通常なら最低でも1週間前からの対策が必要です。
ただ定期テストに限って言えば一夜漬けでも、できる対策がいくつかあります。
もちろん高得点をとれるかというとそれは難しいでしょう。
あくまでも赤点回避、最低ラインの点数をとることが目的です。
一夜漬けでもなぜ対策可能かというと、定期テストは入試と違って範囲が決まっているから。
テスト範囲の科書・プリント・ワークの中から、問題がそのままあるいは少し姿を変えて出題されます。
内容はほぼ授業で習ったことしか出題されません。
さらに定期テストは生徒の理解度を確認するために行うもの。
難しい問題ばかり載せても生徒がどこまで理解しているのかをはかれませんから、基礎問題や覚えておいてほしいことが必ず出題されます。
一夜漬けでテスト対策をするなら、これらの頻出問題を見極めて確実に得点しましょう。
ポイントを押さえつつ、できる対策を効率よくすることが重要です。
一夜漬けで定期テストを乗り越える方法
それではここから具体的に、一夜漬けでのテスト対策の方法を説明していきます。
大切なのは全体的に満遍なく勉強をするのではなく、テストで出そうな部分を見極めて重点的に勉強すること。
王道の勉強方法では到底、前日から対策しても間に合いません。
確実にどの問題がテストに出るかは当てられませんが予想することは可能です。
ここからは効率的に勉強するために、テストに出やすいポイントを解説します。
1週間の授業で先生が強調していた部分
学校の先生は、1週間前にはテストを作り終えていることがほとんどです。
先生側もある程度生徒たちが解けなくてはテストが成り立たないので、「点数をとらせてあげたい」と内心思っているもの。
よくテスト前の授業で「ここテストに出るからね~」とか「ここは大切だからね」と先生が言っているのを聞いたことはないでしょうか?
出来上がったテストを思い浮かべながら授業をしていると、つい強調してしまうことがあります。
そんな先生からのメッセージは漏れなく受け取ってください。
言葉で重要だよと言う以外にも、何度も繰り返して言ったり、説明のときに声が大きくなっていたりするかもしれません。
テスト前1週間の授業で先生が何を強調していたか、よく思い出しながら教科書やノート、ワークを見返してみましょう。
今後の範囲でも使う基本の部分
単元中の基礎の中でも、今後習う範囲においても基礎となる部分はとても重要です。
先々を見越して授業をしている先生にとっては、「この部分ができていないと次の単元でつまづくな」と思えば、その理解度を確かめたいもの。
もしテストで基礎の出来が悪ければ、それを授業でもう一度復習するかどうかも決められます。
そのため、今後の学習で(例えば学年が上がって)同じような単元を習うのなら、その単元の基礎はとても重要です。
例えば化学なら、物質量(mol)の計算の基礎がわかっていないと、問題が複雑になったときに対応できません。
イオン化傾向などもイオン化列(陽イオンになりやすい順番)はそもそも覚えていないと、それを使って問題が解けません。
このように単発で終わらず、今後も続いていく単元の基礎は非常に重要なのでテストに出やすいと言えます。
教科書の太字や何度も出てくる部分
テスト範囲の教科書を見直す際は、ひとまず太字の部分や繰り返されている部分を頭に叩き込みましょう。
特に暗記ものの教科は覚えていれば解答できる可能性があります。
とりあえず教科書で強調されている太字を覚えましょう。
人物の説明なら細かいところは無視して、人物の名前と関わりのある代表的な出来事や言葉だけ覚えていきます。
本来ならこの作業をするのはテスト対策のスタート時。
一通り太字を頭に入れてからどんどん肉付けをして知識を深めていきますが、今は時間がないのでできません。
むしろ細かい部分まで時間をかけていると、全体に手が回らず、覚えた部分が出題されなかったら1つも得点できずに終わる可能性もあります。
単語を覚えているだけでも、何かしら教科書の言葉で回答欄を埋められますから、得点できる可能性は上がります。
教科書学習で注意したいのは、ノートまとめをしないこと。
ノートまとめは時間がかかる上、あまり大きな学習効果が望めません。
すでに完璧にまとまっている教科書を使って勉強する方がよほど効率的です。
授業中に何度か演習した問題
数学や理科の計算などは覚えているだけでは解けない教科です。
実際に手を動かして演習を積まないと得点できないので、一夜漬けには向きません。
一夜漬けで数学など演習を必要とする教科を対策するなら、まずは公式を覚えることです。
先生も赤点回避のために、「公式に当てはめれば解ける問題」を用意してくれているケースが多いです。
理科の公式暗記に関しては単位に注意を払いながら覚えてくださいね。
さらに何かできるとしたら授業中に演習した問題に取り組みましょう。
授業中に先生が解説した問題は、その類題が高確率で出題されます。
数学や理科の計算はアウトプットが最も効率的な勉強法なので、手を動かして解き方を体に染み込ませるのが良いです。
先生の説明がいつもより丁寧だった部分
定期テストは担当教科の先生がつくるので、先生のこだわりが詰め込まれていることも。
先生も人なので「この問題好きなんだよな」とか「この人物の歴史が好きだな」と好みがあります。
授業で好きな問題を解説したり、好きな偉人の話をするときはつい熱が入りがちです。
テストにもこだわりを忍ばせていたりします。
- 授業で先生がいつもより時間をかけて説明していたところ
- 先生が熱く語っていたところ
- 先生の説明が生き生きしているように思えたところ
そんな姿を授業中にとらえたら、それはテストに反映される部分かもしれません。
「ここの部分は先生いつもより丁寧に説明してたな」と思ったら、それは先生の力が入った部分と考えられるので、テストで出題される可能性大ですよ。
ただし注意なのは、テストをどの先生が作っているかです。
どのクラスも同じ先生が担当しているならいいですが、そうではない場合もあります。
複数の先生が1つの教科を分担している場合は、どの先生が今回の定期テストを作るのか、事前にリサーチしておかなければいけません。
授業の様子が分からないとき
先生が授業中どんな説明をしたか・どこが重要だと言っていたかが分からないこともあります。
テストを作る先生が普段授業を受けている先生ではないときや、授業を欠席した場合は授業の様子がわかりません。
これでは重要な出題ポイントを知る手掛かりが半減してしまいます。
そんなときは次のような方法で情報収集してみてください。
友達に聞く
テスト担当の先生の授業を受けている友達や、欠席した授業に出ていた友達がいれば、学校の帰り道にでも聞いてみましょう。
「教えてほしい」と言うよりも、さらっと「どこが重要とか言ってた?」「ここら辺が重要だと思うんだけどどう?」のように聞いてみるのがおすすめ。
あくまでも帰りのついでだったり、立ち話のついでに聞いてみるようにしましょう。
情報収集にばかり躍起になってしまうと、それに多くの時間をとられてしまいます。
前日や当日は時間のない中でテスト対策をしなければいけませんから、1つでも多くのことを覚え、1つでも多くの問題を解く方が優先です。
友達への情報収集はサッと終わらせて、勉強に時間を使いましょう。
先生に聞く
先生に直接聞く方法もあります。
もちろん「出るところ教えてください」と真正面から言っても先生は教えられません。
言い方としては「ここが重要だと思って見直しているけど、分からない」と言ってみてください。
実際に重要そうな部分を聞くのでもよいですし、そこまで重要ではない部分でもOKです。
もし質問した問題の範囲を超えて先生が解説をしてくれれば、テストに出る部分も解説してくれている可能性があると考えられます。
暗記ものの覚え方
一夜漬けのテスト対策で最も効果を発揮するのは暗記ものです。
数学や英語は積み重ねの教科なので一夜漬けで得点するのは難しいです。
一方、社会や理科の暗記単元、国語の古文や漢文、英語の中でも単語や発音は一夜漬けでも対策しやすいです。
暗記をする際は、語呂合わせ、書いて覚える、声に出して覚えるなどしましょう。
黙々と内容を目で追いながら暗記するのはおすすめしません。
声に出せばそれを耳で聞くので、2つ刺激で頭に入ります。
暗記中はできるだけ五感を刺激するのが〇。
軽く体を動かしながら暗記をするのも、記憶力がアップするのでおすすめです。
実際にテストでは書いて解答するので、最終的には言える・思い出せるだけでなく、書ける状態を最終目標に。
暗記での対策がしにくい英語は、一夜漬けで対策するなら教科書の文章を丸暗記してしまうのも良いです。
丸暗記しておくと( )を埋める問題や並び替えの問題に対応できる可能性があります。
できれば、最低でも6時間は寝よう
やっていない問題が出てくると焦って「最後にあれもこれもやっておこう」となかなか寝られないかもしれません。
しかし睡眠時間を削ってまで勉強するのはNG。
「暗記ものは寝る前にするとよい」と知っている人は多いでしょう。
暗記作業のゴールデンタイムは就寝前の1~2時間とされていて、最も記憶が定着しやすい時間です。
これを一夜漬けに使わない手はありません。
暗記をしたら、睡眠時間は最低でも6時間とりましょう。
十分な睡眠をとることで、就寝前の暗記が脳に刻まれるためです。
寝る前にスマホをいじるのは絶対にやめてください。
せっかく直前に暗記をしたのに別の情報が脳に入ってしまいます。
睡眠時間を十分にとらなかった場合のデメリットは、覚えられないことだけではありません。
睡眠不足ではテスト中に寝てしまうかもしれないですし、眠くてテストに集中できないかもしれません。
ベストパフォーマンスで臨まなければせっかくの一夜漬けも台無しです。
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映像授業を提供していたり、自宅学習をサポートしてくれたりして、学校のテスト対策にもうってつけ。
24時間体制で質問サポートをしていることもあり、テスト前に急にわからないことが出てきてもすぐに疑問を解消できます。
忙しくて勉強がうまくできていない方は、オンライン塾で勉強体制を整えてみてはどうでしょうか。
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